世界海事旗章図鑑 旗から見える海の世界史電子ブックのダウンロード
世界海事旗章図鑑 旗から見える海の世界史
によって 苅安 望
4.8 5つ星のうち(2人の読者)
世界海事旗章図鑑 旗から見える海の世界史電子ブックのダウンロード - 内容紹介 海上で使用される旗を役割、デザイン別に編集。歴史的な旗を多く掲載。旗を通して海の世界史を概観できるかつてない「海事旗章」図鑑。約700種の旗を正確な色、縦横比率で一挙掲載。旗の栞のオマケ付!「旗」は陸上で使われるばかりではなく、海上にも多く存在する。船舶で使われる旗や港湾施設で使われる旗は、船と船の間や船と港湾施設の間のコミュニケーションを司る役割を担っている。欧州列強が新大陸やアフリカ大陸などへ向かった大航海時代に入ると、船の活動範囲が拡大され寄港間隔が長くなったため、海上で使う旗の重要性が高まり、16世紀〜18世紀にかけて欧州を中心としてさまざまな旗が作り出された。海で使われる旗の一覧表もこの時代から作り出され、航海者たちは各地の港や公海で見慣れない船を見ても、旗からある程度、身元が見分けられるようになった。陸上では複雑な紋章を描いた旗も、時として威厳を示す機能を持つが、遠方の船上に掲げられる海上の旗は、身元識別を主たる目的とするので、分かりやすい単純な旗が自然と主流を占めるようになっていった。 五大陸に植民地を有し、七つの海を支配したと言われた英国は、陸上で使う国旗とは別に、海上で英国を代表する海上旗を軍用、官用、民用と用途別に3種類こしらえた。1707年には現在の英国白色船舶旗(軍用)英国青色船舶旗(官用)英国赤色船舶旗(民用)の原型が作られており、後に少なからず各国がこれをフォローすることとなった。英国は剣を交差させた陸軍旗、フライに翼章を付けた空軍旗、カントンに国旗、中央に十字を付けた軍艦旗を作り各国軍旗のモデルとなったが、海上旗においても世界各国にお手本として大きな影響を与えている。 軍艦は艦首に艦首旗、艦尾に軍艦旗、マストに就役旗(長旗)、階級旗を掲げ、一方、民間船舶は船首に社旗、船尾に民用海上旗ないし国旗、レーダーマストに行先旗(向かう国の国旗)を掲げるのが一般的な習わしである。 19世紀に入り、英国で誕生したヨット・クラブが各国で設立されるようになると、バージーと呼ばれる三角形のヨット・クラブ旗が作られ、マストに掲げられるようになった。1900年には海上で各国が共有出来る国際信号旗が作られ、海上でのコミュニケーションが更に円滑に図られるようになった。 本書では歴史的な旗も含め世界各国で現在使われている軍艦旗、海軍旗、艦首旗、海軍階級旗、海軍就役旗、海兵隊旗、沿岸警備隊旗、海上保安庁旗、水上警察旗、港務長旗、検疫所旗、漁業取締船旗、灯台付属船旗、税関旗、空港公団旗、民用海上旗(商船旗)、海運会社旗、ヨット・クラブ旗、国際信号旗を正確な色、縦横比率で再現、一挙に掲載し海事旗章について体系的に理解が出来るように、また旗を通して海の世界史が概観出来るように編集されている。 内容(「BOOK」データベースより) 海上で使用される旗を役割、デザイン別に編集したかつてない「海事旗章」図鑑。約700種の旗を正確な色、縦横比率で一挙掲載。旗のしおりのオマケ付。 著者について 1949年、千葉県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。三菱商事(株)本店、ニューヨーク支店、メルボルン支店勤務を経て現在、ヤマサ醤油(株)取締役国際部長。2000年より旗章学協会国際連盟(FIAV)の公認団体である日本旗章学協会会長。北米旗章学協会員、英国旗章学協会員、豪州旗章学協会員、南アフリカ旗章学協会員、北欧旗章学協会員。著書に『世界の軍旗・翼章・国旗図鑑』(彩流社)、『世界の国旗と国章大図鑑』(平凡社)、『歴史とともに進化する国旗:世界の国旗図鑑』(偕成社)などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 苅安/望 1949年、千葉県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。三菱商事(株)本店、ニューヨーク支店、メルボルン支店勤務を経て現在、ヤマサ醤油(株)取締役国際部長。2000年より旗章学協会国際連盟(FIAV)の公認団体である日本旗章学協会会長。北米旗章学協会員、英国旗章学協会員、豪州旗章学協会員、南アフリカ旗章学協会員、北欧旗章学協会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
世界海事旗章図鑑 旗から見える海の世界史の詳細
本のタイトル : 世界海事旗章図鑑 旗から見える海の世界史
作者 : 苅安 望
ISBN-10 : 4779113245
発売日 : 2008/2/21
カテゴリ : 本
ファイル名 : 世界海事旗章図鑑-旗から見える海の世界史.pdf
ファイルサイズ : 19.49 (現在のサーバー速度は19.63 Mbpsです
以下は、世界海事旗章図鑑 旗から見える海の世界史に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
旗図鑑の極め付きと言うべき図鑑です。旗が最も機能的だった時代は、おそらく大航海時代以降に様々な目的で船舶に掲げられた旗だったはず。そして、だからこそその視認性と意匠が追求されて多様化・洗練化されたはず。そう考えざるを得ないほどに、かつて海上で使われ、今も使われている旗が網羅されています。本書の副題に「旗から見える海の世界史」とあるとおり、大航海時代以降の各国の思惑や外交事情、時代の流れが概観できる構成は、通常の「図鑑」とは一線を画している「歴史書」的な側面です。実際に掲げられている写真や歴史資料、各種の旗が掲げられる位置を示した図がところどころに紹介されているのも、とても参考になります。個人的には、海上で使われるこうした旗にはあまり馴染みがなかったために初めて見る旗が多くて、その解説とともに非常に勉強になりました。また、独立した章としてもまとめられている長旗・就役旗がそのまま栞としてデザインされていますが、そのアイディアと遊び心、マニア心(?)には全く脱帽です。
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